2015年11月8日日曜日

11月5日都市計画審議会が開催されました

2015年11月5日(木)午前10時から都市計画審議会が開催され、境浄水場の再構築計画について武蔵野市まちづくり推進課および東京都水道局より説明がありました。

市が作成した「境浄水場における地区計画及び用途地域等に関する基本方針(案)」に関して、建築物の高さなどについて委員より質問がありました。

基本方針案では、「周辺住環境の保全」として、「周辺の低層住宅地と調和し、市街地環境の向上が図られるよう、当該地区において、壁面の位置の制限及び形態又は色彩その他の意匠の制限等を定めることで、良好な街並み及び住環境を保全する。」と規定しており、今後、具体的な条件に付いて議論される予定です。


新築予定の水処理プラントでは、周辺の低層住宅地と調和し、市街地環境の向上が図られるよう基本方針において求められています。当会では、先人たちが築いた大正時代から続く浄水場周辺の良好な環境が維持されるよう、最善が尽くされるよう求めていきたいと思います。





2015年11月3日火曜日

ご尽力されている市議の方のご紹介

境浄水場問題に関して、ご尽力いただいている市議の方をご紹介させていただきます

境浄水場に関する住民説明会に熱心に参加されたり、当会にメールを頂戴するなど、積極的にご尽力いただいている市議の方となります(※)。誠にありがとうございます。

※完全な確認が出来ておらず、大変恐縮ながらお名前のない場合はお手数ですがメールをお送りいただくか、こちらからご一報いただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。


大野 あつ子 議員 (文教委員会・都市計画審議会委員) ⇒HP

小美濃 安弘 議員 (総務委員会) ⇒HP

川名 ゆうじ 議員 (文教委員会) ⇒HP

木崎 剛 議員 (厚生委員会) ⇒HP

西園寺 みきこ 議員 (総務委員会) ⇒HP

土屋 美恵子 議員 (文教委員会) ⇒HP

下田 ひろき 議員 (建設委員会) ⇒HP

深田 貴美子 議員 (厚生委員会・都市計画審議会委員) ⇒HP

堀内 まさし 議員 (文教委員会・都市計画審議会委員) ⇒HP

本間 まさよ 議員 (総務委員会・都市計画審議会委員)⇒HP

山本 ひとみ 議員 (厚生委員会) ⇒HP

与座 武 議員 (総務委員会・都市計画審議会委員) ⇒HP


(五十音順)


※「HP」では市役所ホームページで紹介されている各議員のホームページ等のリンク先を掲載しています(堀内議員は記載がなかったためフェースブックのアドレス、与座議員は市役所内ホームページを掲載しています)。






2015年10月30日金曜日

第4回住民説明会が開催されました

8名の市議の方をはじめ、多くの市民の方が参加されました

10月29日(木)19時より、追加の住民説明会がスイングホールにて開催されました。
第1回~第3回の説明会は同じ内容でしたが、今回は東京都水道局よりこれまでの市民の意見を踏まえた改善案(プラント高さの一部引下げ等)の説明がありました。

説明会には武蔵野市議の方が8名も参加され、質疑応答でも市民に寄り添った質問をされていました。
※参加された市議の方やメールをいただいた市議の方のご紹介は、全員の方の確認がとれましたら改めて行いたいと存じます。


■主な説明内容

<東京都水道局>
①浄水場北側にある第一種低層住居専用地域の住宅地・中学校に配慮し、浄水プラントの高さをピラミッド状に一部引下げ、日影を抑制すること(図面による説明)。
②高度浄水処理施設からのオゾン排気は0.03ppm以下とすること。
③プラント施設の地下の掘り下げは、水を自然流下としたいため、現状計画以上の掘り下げは困難であること。

<武蔵野市まちづくり推進課>
①地区計画の変更手続きに関する従前同様の説明に加えて、②11月5日開催予定の都市計画審議会では、地区計画変更案の早急な結論を急がないこと、③引き続き市民との丁寧な対話の場を設けていく方針について説明がありました。


■市民からの主な質問・意見等

・浄水プラントは地下化し、スポーツ競技のグラウンドなどとして緑化整備して欲しい。震災後の原発事故を見ていても、大型施設は一度作ってしまってから修正はできない。
・50年後の子供たちの世代に対して、より良いものを残し、住民が幸せになるような計画にしてほしい。作ってから問題が出ても手遅れになる。
・緩速濾過池の洗砂機等は北側に移設できるものであり、北側住民に配慮したプラント配置計画とすべき。
・自然流下に拘る一方で、遠方かつ高台にある東村山までポンプアップする送水計画になっている。プラントの高さをもう一段引下げられれば、地域住民の不満は小さくなる。
・こんな計画を知っていたら高い住宅ローンを組んで家を買っていない。もし路線価が下がったらどうするのか。
・浄水場北側にある畑の農作物に対する風や雹の被害が心配。賃貸物件の入居率が下がった場合などを含めて、東京都は補償してくれるのか。
・武蔵野市が出来ることは限られているが、市民に寄り添って東京都水道局に計画案の善処を求め、地域住民が十分理解できる内容であることを確認したうえで、地区計画の変更手続きを進めることが出来る。
・説明会の会場・日時について、市民が参加しやすいように配慮すべき(関前地域の公共施設を会場とし、土・日開催など地域住民がもっと参加しやすくして欲しい)。


■武蔵野市議からの主な質問等

・本計画の東京都議会における承認手続きの状況、武蔵野市との協議がどのように進められて来ているのか等について。(深田議員)


■当会の意見等

・オゾンについて
今回、基準値として示された「0.03ppm以下で常時監視」は米国FDA(食品医薬品局)の基準値(0.05ppm)等を下回ることから、一定の安心感があるものと考えられ、水道局の真摯な説明に感謝します。尚、排オゾン装置の停止(メンテナンス時や装置の故障等)も想定されることから、ホームページ等における24時間のモニタリング値の公開があれば、市民の安心・安全を担保できると考えます。(主要幹線道路等のNOxやpm2.5については、東京都が常時モニタリング値をインターネットで公開しています。)

・漏水被害について
貯水池が地下に設置されること、耐震性能についても相応の水準にあることから、一定の安心感があるものと考えられ、水道局の真摯な説明に感謝します。管路については、活断層等を横切っていないかなどの補足説明があれば、境浄水場~東村山浄水場、境浄水場~和田堀給水所の沿道住民の安心・安全につながるものと考えます。

・プラントの高さ・配置場所について
建物の一部に段差を設け、ピラミッド状に高さを引下げる修正案は、第1~3回の市民の意見を踏まえて真摯に検討されたことと理解できますが、残念ながら修正案でも第1種低層住居専用地域の真南に副わない大型プラントであると考えざるを得ません。
「自然流下」は東京都水道局の強い思いである旨のご説明でしたが、閑静な街並みを目指す武蔵野市の地区計画を変更させてまで大型プラントを建設する中、手狭な敷地にもかかわらず歴史ある「緩速池」をあえて残し、そこに「自然流下」が残るだけでも十分ではないかと考えます。都民の生活に寄り添ってこその公益事業であり、引き続きの改善案の検討を要望します。

・この場をお借りして
東京都水道局施設設計課長、武蔵野市まちづくり推進課長のこれまでのご尽力には、この場をお借りして感謝申し上げます。参加市民の方からの質疑にもありましたが、市民と都民が「幸せ」になるような計画案となるよう、引き続きご尽力くださいますよう宜しくお願いいたします。
またご多用中にも関わらず、武蔵野市議会議員の先生方が説明会に駆けつけてくださり、本当にありがとうございました。引き続きのご支援を賜わりますようお願い申し上げます。



※上記の記載内容で誤認等がありましたら、お手数ですがこちらからお知らせください。速やかに修正いたします。


2015年10月29日木曜日

市議の皆さまにお手紙をお送りしました

武蔵野市議会の26名の議員の皆さまに下記内容のお手紙(メール)をお送りしました。

早速お返事を頂いた議員の方がいらっしゃいます。本当にありがとうございます。
改めてご紹介させていただきたいと存じます。

---------------------------------------

武蔵野市議の皆さまへ 

「境浄水場の再構築計画」について


日頃より武蔵野市の市政にご尽力を賜わり、誠にありがとうございます。

武蔵野市まちづくり推進課と東京都水道局が進めている境浄水場の「再構築計画」(地区計画の大幅な変更)について、地域市民の声や思いをお伝えしたく本メールをお送り致します。

先月中旬、関前・境地区の一部の市民に対して、境浄水場に大型プラントを建設する旨の簡便なチラシがポスティングされていました。そして慌しく武蔵野市まちづくり推進課と東京都水道局合同の住民説明会が9月下旬に開催されました。
説明会では8~9階建て高層マンションに匹敵する大型プラントの建設計画に対し、市民から日照や景観、安全面に対する不安の声が多数あがっていました(一例として添付PDFをご参照ください)。また、説明会の案内チラシが配布されていなかった近所の方からは、住民への周知が不十分との疑問の声も強くあがっていました。
武蔵野市には「自治会」が組織されていないため、本来であれば地域の自治会長から市議の皆様にご相談し、市政へご反映いただくところですが、声なき声ともいえる小さな市民の声を行政に十分伝達する仕組みがありません(まちづくり推進課にご相談したところ、自治会は公式に存在しないため「コミセン」を利用してくださいとの回答で、どう利用してよいか分からないような説明でした)。さらに第1回住民説明会では、その場で寄せられた市民の意見や質問等について「改めて書面で提出しないと受理しない」旨の市の説明に参加市民から不満が集まり、説明会終了時点で市は当該発言を撤回するような状況でした。

添付ファイルは週末を利用して素人の私が簡単にまとめた意見書となります。同意見書にある「境浄水場問題を考える武蔵野市民の会」は便宜的に作成したホームページとブログの名称に過ぎませんが、多い日で1日90件を超えるページビューを頂いています。
また、ブログのアンケート欄には署名活動をしたいとのご近所の方のご意見も寄せられております。しかし、微力ながらの手弁当には限界を感じております。ぜひ市議の皆様にお力添えいただき(ご先導いただき)、市民の小さな声を市政にご反映いただきたく何卒よろしくお願い申し上げます。
尚、本メールは市役所ホームページに掲載されている25名の議員の方のメールアドレスにお送りしております(アドレスの記載のない1名の方にはFAXにてご送付)。甚だ不躾なメールとなりますことをご容赦ください。

最後になりますが、武蔵野市都市計画審議会が11月5日に予定されており、場合によっては早々に地区計画変更案が承認される可能性があるとのことです。地域市民の多くの方が審議会の開催について殆ど認知できていない状況と思われます。議員の皆様におかれては、地域市民の声が市政に反映されるよう、是非ともご支援賜りますよう重ねてお願い申し上げます。


2015年10月25日日曜日

当会の提出した意見書

10月13日締切で募集されていた境浄水場の再構築計画に関する「意見書」について、当会の提出した内容をご紹介いたします。
当ブログでも掲載している「再構築計画に4つのNO!」と「再構築計画に3つの代替案」と同様の内容になっています。




----------------------------------------



 20151012

境浄水場問題を考える武蔵野市民の会


境浄水場再構築計画案(地区計画変更案)に関する意見書




1.意見書の提出趣意


私たち関前周辺に暮らす武蔵野市民の生活圏のシンボルでもある境浄水場において、大規模なプラントを建設する為の大幅な地区計画変更案が武蔵野市より提示されました。本計画案は関前周辺の市民に限らず、西久保エリア等からも通学する市立第五中学校生徒らの生活環境・就学環境に対し、重大かつ深刻な影響を与えることが見込まれます。
本意見書では、大規模プラントの建設計画で既に顕在化している重大な権利侵害ならび潜在的な懸念事項を武蔵野市と東京都に示し、権利侵害を行わないための具体的な対策案について説明を求めること、並びに計画の公益性を勘案した「代替案」を3案提示し、原計画案の合理性について代替案との比較検証に基づき十分な説明責任を果たすことを求めるために 提出します。


2.意見書の構成

  本意見書は、下記の通り2章で構成されます。

     第1章 本計画案による周辺市民への影響
(1)      日照への影響(日照権の侵害)
(2)      景観への影響(景観利益ないし景観権の侵害、眺望権の侵害)
(3)      災害発生時等の生命への影響(人格権および生存権の侵害)
(4)      有害物質オゾンによる健康への影響(人格権および生存権の侵害)
(5)      上記(1)~(4)による不動産価格等への影響(財産権の侵害)

     第2章 本計画案に関する代替案の提示
(1)      東村山浄水場の設備更新のために大規模プラントを新築せず、既存設備を融通して対応する【代替案A】
(2)      境浄水場の送水先に存する玉川浄水場等で設備対応する【代替案B】
(3)      地域の日照・景観・眺望・安全等(各種権利)に配慮した地下構造ないし半地下構造とする【代替案C】 





第1章  本計画案による周辺市民への影響



(1)        日照への影響(日照権の侵害)

境浄水場の北側地域は用途指定の中で最も厳しい「第一種低層住居専用地域」に指定されており、浄水場敷地内の一方的な「第二種住居地域」への変更は、周辺環境との極端な格差を生じさせ、生活環境を著しく悪化させるもの*1。特に浄水場北側に面した第一種低層住居専用地域に生活・就学の基盤を有する市民および市立第五中学校生徒らの健康的な生活環境・就学環境に対して甚大な影響が見込まれる。
現在示されている計画案では、周辺環境に対する影響(日照・景観・眺望・騒音・オゾン濃度等)に関する具体的な説明資料(シミュレーション資料や管理基準等)が一切開示されていないばかりか、地域住民に配布された資料においては、極めて簡便な水処理プラントの配置図しか示されておらず、余りにも市民を軽視した不誠実な対応との謗りは否定できない。武蔵野市都市整備部まちづくり推進課および東京都水道局の誠実な対応および説明責任の履行を求めたい。

1 生活環境の著しい悪化について
境浄水場は「武蔵野市都市計画マスタープラン」(都市計画・地区計画)に基づいて、現在「第一種中高層住居専用地域」に指定されているが、大規模かつ高層の水処理プラント(以下、「高層プラント」という)の建設を可能とするため、現行制限に比して3段階も用途制限が緩和される「第二種住居地域」への変更が計画されている。この用途変更により、現行規制では遵守する義務のある「北側斜線規制」(北側への日照を確保するための規制)が適用されなくなるばかりか、「日影規制」についても「朝8時から夕方4時までの8時間のうち、地上4mの高さに4時間だけ太陽光が届けばよい」との規制に大幅緩和されるもの(変更前は地上1.5mの高さで計測し、8時間のうち5時間以上の日照が必要)。従って、高層プラントの建設により、北側の第一種低層住居専用地域等の生活環境を著しく悪化させることが見込まれるもの(かかる用途変更により、浄水場北側にある民家の1階部分は、年間を通じて正午の時間帯でも高層プラントの日陰になることが法的に認められることになる)。


(2)        景観への影響(景観利益ないし景観権*2の侵害、眺望権の侵害)

境浄水場は北側の土地(井の頭通り等)に比して最大2m程度高い位置にあること(以下「GL差」という)から、高層プラントの高さ23m+GL差2m=25mとなり、地域住民からみれば実質的に9階建以上のマンション*3に匹敵する高層プラントになることが想定される。
 
市の作成した「境浄水場における地区計画及び用途地域等に関する基本方針(案)」の中でも「圧迫感の低減を図る」必要性について言及しているが、そもそも高台にある浄水場の北側道路(井の頭通り)ないし東側道路(調布保谷線)境界線付近に高さ23m(北東側の市民からみればGL差を含めて高さ25m)ものプラントを建設する計画であることから、浄水場北側・東側の第一種低層住居専用地域等に生活する市民の感じる圧迫感は著しく深刻であると推察される。
例えば、同じ高層の構築物であっても、生活者のいるマンション等であれば地域に賑わいをもたらすものと考えられるが、立方体等で構成される高層プラントは、いわば「巨大壁」とも感じられ、周辺の景観を著しく損なうものと考えられる。このような大規模かつ高層のプラントは、工業地帯等にある超大型物流倉庫や震災後に何度も放映された原子力建屋などを彷彿とさせ、当該エリアの閑静な住宅街としてのイメージが大きく毀損されるもの。前出の日照権の侵害を含めて、浄水場周辺の不動産取引価格の下落等、経済的な不利益を地域住民にもたらす可能性がある。さらに浄水場北東側に居住する市民においては、日本国民のシンボルである富士山を眺望する権利を高層プラントによって侵害される可能性が高い。
従って本計画案は「武蔵野市都市計画マスタープラン」および「武蔵野市まちづくり条例」で実現を目指す「良好な住宅地の静寂、武蔵野ののどかな風景」に反するものであり、高層プラントの高さが「10m以下」となる半地下式等とすることや浄水場敷地の「南側への配置」とすることが適切であると考えられる。

*2 景観利益ないし景観権について
景観権は平成18年の最高裁判断により、行政法規違反や権利濫用、公序良俗違反に当たる場合等に私法上の法益が認められるとされた。本事案は3年もの歳月をかけて市と市民が丁寧な議論を重ねて平成234月に決定した「武蔵野市都市計画マスタープラン」の地区計画を早々に反故にし、同マスタープラン策定以前からも長年に亘って地域市民が守ってきた建物の高さ制限の「2.3倍」に当たる高さへと変更せしめようとするもの。第一種低層住居専用地域と隣接する敷地で斯様な高層プラントを建設するための一方的な変更であり、公権力の濫用ないし公序良俗に反するものと考えられる。

3 「9階建マンション」の高さ想定について
既存マンションに多い天井高220cm、スラブ30cmで概算。建設計画で示された水処理プラントの高さ23mのみの場合でも9階建に相当し、北側民有地とのGL差2mを加算した場合(高さ25m)は10階建に相当するもの。


(3) 災害発生時等の生命への影響(人格権および生存権の侵害)

・浄水場の北側・東側に隣接する住宅地および市立第五中学校は、地域の高台にある浄水場に比して最大2m以上低い土地にあり、高層プラントの設備破損や倒壊により漏水事故が生じた場合、市民の生命・財産に著しい危険をもたらす可能性がある。
・計画されている高層プラントでは、1日当たり「36階建の霞ヶ関ビル1.4棟分」という膨大な量の水処理量が計画されている。図表1の通り、2014年に横浜市内で生じた「水道管」の破裂事故一つでも大きな被害を周辺に生じさせていることから、住宅密集地の高台において巨大な水処理プラントを建設すること自体が危険性を伴うものであることが容易に予見される。
・災害発生時の想定例として、首都直下型地震等が発生し、広域避難場所に指定されている市立第五中学校校庭に生徒や地域住民が避難している際、余震により高層プラントが破損・倒壊した場合、大量に漏出した水により人的被害が生じる惧れがある。更に夜間に地震が発生し、停電を伴う災害が発生した場合、漏水により避難中の地域住民にパニックを生じさせる惧れもある。境浄水場は立川断層からほど近く、首都直下型地震の震源地によっては高層プラントの甚大な被害が想定される。前述の通り、そもそも大量の水処理を行う高層プラントを、地区計画を変更させてまで地域一番の高台に建設する計画案そのものに行政の不作為(計画案策定時における安全面への不十分な検討プロセス)によるリスクが内在しており、計画を強行する場合、危機管理において最大限の対策と説明責任の履行が求められよう。市は十分な安全対策について東京都から資料提出を求めた上で、地層(境浄水場周辺の地層構造)やプラント構造物等の耐震性に関する専門家を招聘し、市民を交えた第三者委員会等で慎重に検討、当該情報をすべて市民に開示すべきである。東日本大震災で生じた原発事故等の責任者らから繰り返された「想定外」との弁明は、首都直下型地震等のリスクが高まる中で許されるものではない。
・尚、都水道局の管理する浄水場の多くが一級河川沿いにあり、周辺の土地よりも低い場所に建設されている。境浄水場はその歴史的経緯からむしろ高台に築造されていることから、設備破損や倒壊による周辺環境への直接的な被害を生じさせる構造にある。民間公益事業者(ガス事業者・石油精製事業者等)の場合、液体漏洩に対する災害対策として、例えば工業地帯にある液体貯蔵施設の場合、施設そのものを「地下化」・「半地下化」したり、漏洩に備えて十分な高さのある「擁壁」を四方に設けることで不測の事態に備えている。本件高層プラントの詳細な計画は一切明らかにされていないが、配置図を見る限り、そもそも周辺の土地と高低差が最も大きい北側・東側に沿って高層プラントが配置されており、浄水場北側・東側に生活する市民や市立第五中学校に通学する生徒、更には井の頭通り等の歩行者らに対しての構造的な安全配慮がみられない状況にある。
・東日本大震災を経験し、東京都自身が主体となり首都直下型地震等への備えを呼びかける中、東京都自身が地域一番の高台に大量の水を蓄える大規模・高層プラントを築造する計画であるからこそ、地域市民や市立第五中学校に通学する生徒らの生命・財産に対して、最大限の安全対策を講ずるべきと考える。
・市民・有識者が3年の歳月をかけて議論して決定した「武蔵野市都市計画マスタープラン」に対し、都水道局が主張する高層プラントありきとして、市まちづくり推進課が地区計画を態々変更せしめ、市民・生徒らを危険に晒すことの意義(計画案で主張されている建設計画の「公益性」)にも重大な瑕疵が内在する。後述する「代替案」での対応可能性を十分追求することが都水道事業の公益性および社会正義につながるものと確信する。
・繰り返しになるが、東日本大震災時の原発事故に関して、当時の責任者の口々から発せられた「想定外」の事態とならぬよう、必要十分以上の安全対策について、有識者・市民を交えた第三者委員会等において慎重に検討することが地区計画変更の前提条件であると考える。

(参考)都水道局の大規模震災等に備えた武蔵野市民に対する対応状況について
東日本大震災以降、東京都が主体となり都民の防災・減災意識を高める取組みが進む中、境浄水場は地域住民のための「災害時給水所」に未だ指定されない状況が続いている。武蔵野市は歴史的経緯から都水道局の給水を受けていない自治体であるが*4、都の給水を受けている周辺の三鷹市や杉並区等にある都の水道施設では「災害時給水所」の指定がなされ、周辺住民に公知されている。このような武蔵野市民に対する都水道局の不作為ないし作為的な対応状況は、都から給水を受けない武蔵野市民に対する差別的な扱いとの謗りを受けかねない状況にある。尚、境浄水場で処理された水は世田谷区・目黒区・大田区・品川区等の地域へ送水され、武蔵野市民は1滴も給水されていない。都は防災・減災に関する大きな予算を毎年拠出しているが、境浄水場を地域市民のための災害時給水所とする必要最低限の対応を都水道局が放置している状況にある。

*4 暫定給水分を除く。尚、都水道局パンフレット等においても、武蔵野市は給水エリアの色分けから除外されている。


      図表1 横浜市内における水道管破損事故(20149月)
   





 (4) 有毒物質「オゾン」による人体への影響(人格権および生存権の侵害)

高度浄水処理装置の導入に伴い、人体に有害な「オゾン」の大量使用が計画されている。オゾンは人体に対して急性毒性*5、慢性毒性*6、遺伝毒性*5を持つ強力な「酸化能」をもつ気体であり、オゾンへの暴露により呼吸器障害*6、視力低下*6などの危険性が判明している。
高度浄水処理装置は都水道局の東村山浄水場等で既に導入されている装置であるが、境浄水場は住宅に極めて近接した配置(東村山浄水場は広大な敷地の中央付近に当該装置が配置されている上、浄水場自体が河川敷沿いにあるため人家と離れ、低地にある)である上、オゾンの比重は空気の1.54倍と重いため、高台にある境浄水場から漏出した場合、近隣住宅地・学校敷地に拡散する可能性が高い*7
高度浄水処理装置が24時間365日大量のオゾンを使用することを考慮すると、浄水場周辺にモニタリングポストを複数台(風向きが変わるため)設置し、当該記録を常時公表するような対策が必要と考える。また、オゾンの利用に関する事前の情報公開が不十分であり、オゾン濃度等の予測値と生体への影響に関する資料を開示すべきである。

*5 出所:「化学物質 毒性ハンドブックⅣ」(内藤祐大著・丸善出版)
6 出所:「オゾンの不思議」(伊藤泰郎著・講談社)
*7 オゾンの自然分解(半減期)は生成から数時間~10数時間とされている。



 (5) 上記(1)~(4)による不動産価格等への影響(財産権の侵害)

日照や景観、眺望、安全等に関する直接的・間接的な影響により、浄水場周辺の不動産取引価格が低下し、賃貸用不動産の入居率低下(空室期間の長期化)等が生じる可能性がある。
上記(1)~(4)で指摘した市民に対する権利侵害は重大であり、経済的損失をもたらす蓋然性がある。財産権(主に不動産の経済的価値)に関する影響について、市は不動産鑑定士等の専門家意見を複数取得するなどし、地区計画変更に伴う影響を検証し、地域市民に予め十分説明すべきと考える。





  

第2章  本計画案に関する代替案の提示


水道事業の公益性を勘案し、本意見書として3つの代替案を以下に提示する。尚、本意見書第1章で述べた通り、市民に対する権利侵害があるにも関わらず、都水道局の  本事業計画に係る公開情報が限られていることから、先ずは詳細な計画を明らかにし、書面を用いて市民に説明することを強く求める。



(1)      代替案A: 東村山浄水場の設備更新に関して、巨費を投じる大規模浄水プラントの「新設」を行わず、既存設備・給水ネットワークを融通して対応する


都水道局の公開情報では、境浄水場に巨費を投じて大規模浄水プラントを「新設」する必要性について、合理的説明が一切為されていない状況にある。
これまで都水道局が公開している既存の情報によれば、①平成30年(2018年)から都内の給水需要がピークを迎え、減少に転じることが見込まれること、②都の給水施設利用率は60.8%(最大でも67.5%)と低く※8、十分な稼動余力があること(平成25年実績)、③既に都内の給水体制は広域に渡りネットワークが整備されており、地域間の融通が十分行える状況にあること、④設備更新の対象である東村山浄水場内は大きく2系統あり、各系統内でも複数ラインがあることから、既存の給水ネットワークにおいて設備更新を十分行えることが想定される。
民間公益事業者(ガス事業者、石油精製事業者等)であれば、基幹プラント等の設備更新を行う大規模修繕工事に際し、巨費を投じて「もう一つ大規模プラントを新設」することはあり得ず、既存設備を融通して計画的に老朽化したプラントの設備更新を行っている(公益事業を営む上場企業であれば、株主・投資家らの監視もあり、究極の無駄使いともいえる二重投資を行うことはあり得ないもの)。
前述の通り、今後、都内の給水需要の減少が見込まれる中、「修繕工事」のために「もう一つ大規模プラントを新設する」計画案そのものが民間公益事業者はもとより、都民の感覚からも大きくかけ離れたものと考えられる。また、民間公益事業者であれば、既存の都市計画・地区計画に従って設備更新を行うことが大前提であり、今回のように行政権・公権力を濫用し、住宅密集地の高台で「自分たちの建設したいものが建てられるように都市計画・地区計画を変更せしめよう」という発想もあり得ないもの。
市は市民に対する重大かつ深刻な権利侵害が見込まれる都市計画・地区計画変更の必要性について、有識者・市民を交えた第三者委員会等を設け、その合理性について真摯に検証すべきである。少なくとも都水道局に対して、全体的な計画を含めた具体的かつ合理的な説明を求め、様々な権利侵害をこうむる市民に対して丁寧な説明を尽くし、理解を得る必要がある。以上のことから、本代替案Aを提示する。

※8 ガス・石油精製等の民間公益事業者の平均設備稼働率は8090%程度あり、都水道事業における過剰な冗長性(≒無駄)の存在が推察される。



(2)      代替案B: 住宅密集地の高台にある手狭な境浄水場ではなく、境浄水場の約5倍のキャパシティを擁し、殆ど利用されていない都水道局「玉川浄水場」等において浄水プラントを新設する

前述の通り境浄水場の水は武蔵野市へは1滴も給水されておらず、主に世田谷区、目黒区、大田区、品川区に給水が行われており、①給水先の世田谷区には境浄水場の約5倍のキャパシティ(処理能力)と広い敷地を持つ「玉川浄水場」があり、現在はその能力を殆ど利用していない状況(しかも職員向け施設がある程度)にあることからプラント建設地として合理的であること※9、②震災等の発生に備えて、水の大需要地である世田谷区内に浄水施設がある方がメリットは大きいこと(多摩川から直接取水できるため、導水管等の損壊リスクが大幅に低下)、③公益事業における「受益者負担」の考え方にも適っていることから、本代替案Bを提示する。

※9 都水道局「玉川浄水場」は昭和45年に水源である多摩川の水質汚染により給水を停止。その後、給水を再開するも、工業用水を一部給水する状況が続いている。昭和40年代~50年代は合成洗剤等による水質汚染が社会問題化した時代であるが、官民の各種調査結果にあるように1990年代後半から、多摩川の水質は顕著に改善しており、給水水源として利用できる状況にある(図表2にある通り、朝霞浄水場の水源より玉川浄水場周辺の水質は良好な状態にある)。

図表2 多摩川の水質変化(田園調布堰上BOD)
 





(3)      代替案C 境浄水場で建設を強行する場合でも、既存の都市計画・地区計画に適合する計画とし、建物高さを10m以内に抑えるとともに、北側への日照等の影響を最小限に留めるためプラントの配置場所を敷地南側とする。不測の漏水事故等に備えて地下式・半地下式の構造にする等、首都直下型地震等に対して構造的な安全対策を講ずる

1章(1)~(5)で指摘したとおり、本計画は周辺住民・中学校生徒に対して直接的・間接的に重大な影響をもたらすことが明らかである。特にその中でも、首都直下型地震等による漏水災害を防ぎ、北側の日照権を守る上で、①配置予定場所を敷地南側へ変更すること、ならびに②土地を切り下げて高層プラントを半地下式等(建物の地上高さは 10m以内)に変更し、万一の破損・倒壊事故が生じても周囲への被害を構造的に防ぐこと、③有毒物質オゾンのモニタリングポストの設置により、安全管理状況を常時市民に公開することを前提にすべきと考える。以上のことから本代替案Cを提示する。



以上、武蔵野市と東京都に対して本意見書の内容・趣旨を十分理解の上、各項に対して具体的かつ真摯な回答を要望します。

以上

 

2015年10月22日木曜日

10月29日(木)追加の説明会開催へ


武蔵境駅前のスイングホールにて「追加」の説明会が開催されます。
残念ながら、市民から募集した「意見書」に対する具体的な市の回答はないようです。
詳しくは市のまちづくり推進課にお問い合わせください。
(浄水場近くの住宅には追加説明会のチラシをポスティングしているとのことです。)


日時:10月29日(木)午後7時から

場所:武蔵野スイングホール 10階スカイルーム
    (武蔵野市境2丁目14番1号)

市のホームページはこちら:
http://www.city.musashino.lg.jp/machizukuri/toshikeikaku/022240.html

上記ホームページの下の方に追加説明会の案内が出ています(・・・見つかりましたか?)











2015年10月10日土曜日

意見書の提出期限が迫っています!


境浄水場再構築に関する意見書の提出期限が迫っています。
10月13日(火)必着(市まちづくり推進課あて)との案内ですので、お手数でも意見書をご提出ください。手軽に提出できる「メール」でよいと考えられます。



(市役所ホームページより)

基本方針(案)に対する意見書の提出

提出期間 : 平成27年9月15日(火曜日)から10月13日(火曜日)まで (13日必着)
提出方法 : 住所、氏名を明記し、以下のいずれかの方法で提出してください。

①郵送(〒180-8777 武蔵野市緑町2-2-28 武蔵野市まちづくり推進課宛)
②ファクス 0422-51-9250
③Eメール SEC-MACHIDUKURI@city.musashino.lg.jp
④まちづくり推進課へ持参

2015年10月3日土曜日

9月29日・9月30日に住民説明会が開催されました

第1回住民説明会につづき、第2回・第3回の住民説明会が開催されました。
それぞれ30名前後の市民の方が参加され、第1回住民説明会同様に活発な意見および質問がありました。

市まちづくり推進課は説明会への参加人数を非公表(9/30現在)としているため、全体を通した正確な人数は不詳ですが、おおよそ100名近い市民の方が参加されたものと推定されます。市民の関心の高さが表れたものと考えられます。


<開催状況>
 第2回説明会: 9月29日(火曜日)午後7時~ 芸能劇場
 第3回説明会: 9月30日(水曜日)午後7時~ スイングホール



<第3回説明会より>
都水道局より、浄水場建屋の高さについて何とか低くできないか検討していく旨の説明がありました。参加市民からは10m以下とすべきとの意見が出されました。
・大正時代に境浄水場の建設用地として私有地を提供された方の子孫の方からは、近所の人に迷惑をかけることは一切ないからとの話で土地を手放したとの話も紹介されました。
・高さ23メートルの大型プラントによる「日照権の侵害」・「景観利益の侵害」・「眺望権の侵害(富士山への眺望)」および高台にある大型水処理プラントが首都直下型地震等で破損した場合の危険性に伴う「人格権および生存権の侵害」、不動産価値の低下・家賃収入の減少による「財産権の侵害」等を指摘する意見が出されました。


<今後の市の対応について>
説明会で市民から寄せられた意見・質問、および10月13日まで市が募集している市民からの意見書をとりまとめ、それらに対する回答を用意していくとのことでした。
公表方法については、境浄水場の近隣住民に対して当該資料の全戸配布を行うか、その他の方法とするかを検討する旨の説明がありました。
(市の広報誌では紙面が限られること、ウェブではそもそも公表内容を認知できない市民が多いことから、第3回説明会では当該資料の全戸配布を当会から要望しています。)


<当会の意見>
「平成27年11月頃」に市が予定している「基本方針の決定・公表」よりも前に、今回市民から寄せられた意見書(住民説明会で出された口頭による意見・質問等を含む)に対する質疑応答について、総括した書面を地域住民に配布し、丁寧な説明を尽くすことを要望します。(原則論的には、総括ではなく、すべての意見・質問に対し、一つひとつ真摯な回答を示されることを要望します。)
これは第1回住民説明会において、市民からの「浄水場北側の第一種低層住居専用地域に対する日照への影響」についての質問に対し、「(用途地域の変更で)パチンコ屋が建つことはありません」云々とあからさまに的外れで、日照や景観、震災時のプラント破損等による深刻な影響を懸念する地域住民に不誠実な回答※を行った市の職員がいたことから要望するものです(都の浄水場内に民間営業施設(この場合、市の職員が説明に用いた「パチンコ屋」)が建つことを懸念する市民はいません)。

※当該説明会において、市の職員から一方的に「パチンコ屋が建つことはないから心配する必要はない」旨を説明されたもの。当該職員が市民から聞かれてもいない特定の事業モデルを差別的に取り扱い、殊更議論をすり替える回答手法は市民に強い不信感を与え、真摯な対応をしていないと感じさせることから、「不誠実」という強い表現を用いています。


尚、市まちづくり推進課長、都水道局設計課長におかれては、説明会で真摯な回答となるよう尽力されており、引き続き市民に寄り添った対応を期待します。



※説明会に参加された方で上記内容に事実誤認等がございましたらお手数ですがメールにてお知らせください。速やかに訂正いたします。こちらのリンクからご連絡ください。






2015年9月27日日曜日

9月26日 初めての住民説明会が開催されました

武蔵野市まちづくり推進課と東京都水道局の方が登壇され、境浄水場の再構築計画および地区計画(用途地域)の変更案について説明がありました。

市民からは30名弱の方が参加されて、計画に対する質問や意見等が多数表明されました。また、市議の方も2名参加されて、住民の声に対して熱心に耳を傾けていらっしゃいました。


<市民から多く上がった質問・意見等>

(説明会への意見)
・計画案を決定事実のように、突然かつ一方的に示されたことへの不満
・説明会の事前案内が不十分であり、計画案や説明会を知らない住民が多くいることへの苦情
・説明会で出た意見については改めて書面で提出しないと受理できない旨の市の説明への不満(市は説明会終了時点で当該発言を撤回)
・地域住民に対して説明会の内容を告知し、市民から寄せられている意見を広報すること


(北側住宅地・学校への影響)
・浄水場北側に面する住宅地への日陰の影響、圧迫感のある景観への配慮が不十分であることへの不満(本件が最も多い意見)
・現在の植栽でも北側住宅地に大きな日陰を生じさせていることへの苦情
・説明会場のスクリーンにしか示されなかった景観予想図に対する不満(書面で配布すべき)
・説明会場のスクリーンにしか示されなかった景観予想図は、浄水場から遠く離れた場所から見た場合の予想図であり、浄水場の直ぐ近くにある住宅から見た場合の予想図がないことへの不満
・高さ23メートルの大きな施設であり、大きな冷蔵庫が自宅の前に置かれるようで通風にも影響する
・北側の住宅や学校への影響が大きいことから、施設の配置を南側に寄せるべきだ
・市は南側(玉川上水)の景色に配慮する前に、建物で日影が生じる北側住民の日照や圧迫感のある景観を改善することを第一に考慮すべきだ(虫・鳥と、住民のどちらを見て市役所は仕事をしているのか)

(浄水場への意見)
・現在の境浄水場でも臭気があることへの苦情
・人口が減少する中、境浄水場も新宿淀橋浄水場のように撤去してほしい(街区を分断している)

(意見書等)
こちらのリンクからご覧ください。


※参加された方で上記内容に事実誤認等がございましたらお手数ですがメールにてお知らせください。速やかに訂正いたします。こちらのリンクからご連絡ください。





2015年9月23日水曜日

アンケートのお願い(結果も掲載しています)

境浄水場の再構築に関する市民アンケート(ご協力ください!結果も掲載しています)


下記リンクからぜひご意見をお寄せください

⇒ アンケートに回答する




■これまでいただいている皆様の声(アンケート結果)


<関前にお住まいの方>
今日の説明会に参加して、参加する前より更に納得できない気持ちと何としても中止していただきたい気持ちが強くなりました。
早急に署名活動など進め、このままの状態で、Goサインが出ないようにしなくてはと思いました。
日照はもちろん、風さえも通らなくなる巨大建物には絶対反対です。
井の頭通りは災害時には緊急自動車用の通りになるよう標識表示がありますが、その大切な通りに隣接している浄水場からの水が浸水したらと考えたくもない事態が起こり得るような計画には絶対に反対です!


<関前にお住まいの方>
景観を損ねるため反対

住民説明会のお誘い

再構築事業及び都市計画手続きに関する説明会が開催されます


武蔵野市が下記日程で説明会を開催します(予約不要)
ぜひ武蔵野市民の方はご参加ください


9月26日(土曜日)午前10時から
関前南小学校 多目的ルーム

9月29日(火曜日)午後7時から
芸能劇場 小ホール

9月30日(水曜日)午後7時から
スイングホール スカイルーム

境浄水場「再構築」計画  巨費を投じて大規模プラントを「新築」する必要性に疑問

境浄水場「再構築」計画
巨費を投じて大規模プラントを
「新築」する必要性に疑問



代替案① 超大型プラントを新築せず、既存設備で融通 

2018年以降の都の給水需要が減少に転じる中、設備更新のための大規模
 プラントの「新築」は壮大無駄

都の給水設備稼働率は60.8(最大でも67.5)と低く、供給余力が大きい

都の給水ネットワークは広域に結ばれおり、十分融通できる

東村山浄水場内でも2系統あり、更新工事を行いやすい


民間公益企業(ガス・石油精製等)であれば、大規模プラント更新のために「もう一つ大規模プラントを新築しよう」という発想自体がありえず、信じられないほどのムダ!



代替案② 境浄水場ではなく需要地で設備対応 



境浄水場の水は 1 滴も武蔵野市に供給されておらず、世田谷区・目黒区・大田区・品川区等に供給されています
 
供給先の中には境浄水場の5倍のキャパシティと広さのある浄水場があるものの、ほとんど利用されていません

大規模災害等を考慮すれば、需要地に浄水場がある方が防災上のメリット大
 (受益者負担の考え方にも適う)


供給先のある浄水場は1970年に合成洗剤等による河川の汚染により給水を停止。その後、工業用水を一部供給するに至っている。1990年代後半から、水源である多摩川の水質は大幅に改善しています。



代替案③ 境浄水場で強行する場合でも、半地下式で環境負荷を軽減 


計画を強行する場合でも、日照問題が軽減するように敷地南側にプラントを配置すると共に、半地下式にして高さを10m以内に抑制

半地下式にすることで首都直下型地震等の不測の漏水災害へ備えるに、オゾンのモニタリングポスト設置し、市民へ情報開示を行う






境浄水場「再構築」計画 9階建マンションに匹敵する 巨大プラントに4つのNO!!

境浄水場「再構築」計画
9階建マンションに匹敵する
巨大プラントに4つのNO!!


巨大な日陰にNO!


閑静な第一種低層住居専用地域等の真南に高さ23mの巨大プラントを建設する為、私たちの都市計画・地区計画を改変するものです
住民の日照を守る「北側斜線規制」等の法律を外すための計画変更です





景観の著しい悪化にNO!


高さ23mの巨大壁武蔵野市都市計画マスタープランで掲げている閑静な住宅地」「良好なまち並みを破壊する行為です





高台の巨大水処理プラントにNO!


36階建ての霞が関ビル.4棟分に匹敵する巨大な水処理プラントが首都直下型地震等で破損した場合、隣接する指定避難場所の第五中学校等を被災させるおそれがあります





大量使用する有毒物質オゾンにNO!

新設される高度浄水装置は有毒オゾン24時間大量使用し、漏洩により呼吸器障害や視力低下等の危険性があります
モニタリングポストの設置等、安全監視・公表が必要です
<住宅密集地にNO!>