2015年9月23日水曜日

境浄水場「再構築」計画  巨費を投じて大規模プラントを「新築」する必要性に疑問

境浄水場「再構築」計画
巨費を投じて大規模プラントを
「新築」する必要性に疑問



代替案① 超大型プラントを新築せず、既存設備で融通 

2018年以降の都の給水需要が減少に転じる中、設備更新のための大規模
 プラントの「新築」は壮大無駄

都の給水設備稼働率は60.8(最大でも67.5)と低く、供給余力が大きい

都の給水ネットワークは広域に結ばれおり、十分融通できる

東村山浄水場内でも2系統あり、更新工事を行いやすい


民間公益企業(ガス・石油精製等)であれば、大規模プラント更新のために「もう一つ大規模プラントを新築しよう」という発想自体がありえず、信じられないほどのムダ!



代替案② 境浄水場ではなく需要地で設備対応 



境浄水場の水は 1 滴も武蔵野市に供給されておらず、世田谷区・目黒区・大田区・品川区等に供給されています
 
供給先の中には境浄水場の5倍のキャパシティと広さのある浄水場があるものの、ほとんど利用されていません

大規模災害等を考慮すれば、需要地に浄水場がある方が防災上のメリット大
 (受益者負担の考え方にも適う)


供給先のある浄水場は1970年に合成洗剤等による河川の汚染により給水を停止。その後、工業用水を一部供給するに至っている。1990年代後半から、水源である多摩川の水質は大幅に改善しています。



代替案③ 境浄水場で強行する場合でも、半地下式で環境負荷を軽減 


計画を強行する場合でも、日照問題が軽減するように敷地南側にプラントを配置すると共に、半地下式にして高さを10m以内に抑制

半地下式にすることで首都直下型地震等の不測の漏水災害へ備えるに、オゾンのモニタリングポスト設置し、市民へ情報開示を行う